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2005/12/10

死して屍拾う者無し

TV版「戦国自衛隊」エキストラ体験記 其の参(最終回)

午後はアクションがらみのシーンが多くなる。逃げる自衛隊のトラックの後を騎馬武者が追いその後を雑兵が追う。自慢じゃないが生まれてこの方、競走に勝ったことはない。ただでさえ足が遅いのに、恐らくエキストラ参加者の平均年齢より10歳以上上のはずだ。一生懸命走るが、若い連中にどんどん追い抜かれていく。このシーンはトラックから発砲を受けた騎馬武者が落馬するスタントなどがあり、カメラ位置を変えたりして数回繰り返された。足はもうガクガク、完全に息が上がっていたが何とか走り抜いた。よくぞ、足がもつれてすっ転んだりしなかったものだ。
なにしろ転ぶと大変である。馬はところかまわず放水や爆弾投下する。撮影待機中は、もう、そこいら中で放水と爆撃の嵐である。その度に、専用チリトリを持ったスタッフが現れ爆弾を処理し、熊手で放水跡を地ならしするのだが、いくらその場を取り繕ってもそこが生物兵器により汚染されていたのは動かしようもない事実である。

ひたすら走るばかりであったが、一回だけ楽しかったのはマシンガンの銃撃で撃ち殺されるシーンである。前の方から順にバタバタ撃ち殺されるということだったので、前の足軽が倒れた次の瞬間、槍を放り出し後ろにバッタリ倒れた。なにしろ撃ち殺されるのはサバゲで慣れている。我ながらいい演技だったと思うが、どうせ映ってはいないだろう。このときばかりは生物兵器の事は忘れていた。

それほど待たされないとは書いたが、やはり役者の演技が絡むシーンは別で、リハとカメラテストを念入りに繰り返す。その時は待機状態でずっと待たされるので御殿場の寒空が身に染みる。しかし、一番寒い思いをしたのが死体役だ。エキストラの最後の撮影シーンで、戦闘が終わり死屍累々のなか自衛隊員の一人が知った人間の死体を見つけてどうのこうのという場面なのだが、もうすでに日が落ち夕暮れの残りの中での撮影である。地面に倒れた状態でピクリとも動けず、地面の冷たさがどんどん体温を奪っていく。身体の震えが止まらず、本当に瀕死で麻痺とけいれんが起こっているような状態である。このときばかりはカメラの性能の向上を呪った。

撮影終了時にはすっかりあたりは暗くなっていた。とりあえずデジカメを無事回収しほっとする。足軽の装備をはずし、ようやくコートを羽織ったが寒さでしっとりと露を含んでいた。移動用のバスの暖房の効いた座席に座って、しみじみ現代文明のありがたさを思う。タイムスリップなどするものではない。
とにかくヘトヘトに疲れた。体力的に1日が限界だ。肉体的にはきつかったが楽しかった。いろいろ世話になった、友人Oには礼を言いたい。

「戦国自衛隊」の放送日は不明だが、前々回書いたように日本テレビ系ドラマコンプレックス枠で放送される。小早川軍の中で一人だけ足の遅い足軽がいたら、それがぽんつく堂である。

sengoku02

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コメント

あぁ、おもしろかったぁ
放送がとっても楽しみです♪

悪劣な環境、生物兵器と、まさに戦場のようでしたねぇ。
豚汁出すんだったら箸ぐらい用意できないのかと、なぜか自分も不快でした。

有名俳優などはそっちのけで戦車や装甲車にかじりついて眺めてしまうのはマニアの性でしょうか?(笑)
やっぱり74式はカッコイイなぁ

>死体を見つけてどうのこうのという場面
思わず笑ってしまいましたが、そう!そんなもんどーでもいいっすよね。 
参加した目的が違うんですもん(笑)

しかしこの装備は、ご両名とも妙に似合ってましたねぇ(爆)。

>本管通信さん
とりあえず顔が映っていないことを祈ります。
次は怪獣映画とかやりたいですねぇ(^^)。

>保土ヶ谷1さん
昼飯の件はプガチョフさんの言うとおり、なにかの手違いかもしれませんね。
日本人はやっぱりこの手の格好が似合ってしまうんですよ(^^)。
保土ヶ谷1さんだって絶対足軽の格好が似合うと思います。

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