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2013/02/12

これから先、漫画家を目指すという若人の方にアドバイスをお願いします。

ザ・インタビューズ抜粋(23)
(2012-02-22)

4koma

以前にも同様な質問にお答えしているので、
それは↓こちらをご覧いただくとして、
【漫画家を目指す子たちへ、何かアドバイスがありましたらお願いします】

今回は別のことを書きましょう。

同人誌やネットなどで作品発表の機会が増え、さらに電子書籍などの新しい販売形態により、プロとアマの境界がどんどんあやふやになっています。

正直、何かしらの作品を描いて、それで食っていけるのだったらそれはプロと言っても差し支えないと思います。実際それが可能な時代です。(所得税払えよw)

たぶん、プロとアマとの決定的な違いは、「自分の描きたいこと」を優先するか、「読者やクライアント(編集部)を喜ばせること」を優先するか、この一点に尽きると思います。

もちろん、その両方が一致するに越したことはないのですが、なかなかそうはいかないのが浮き世の定めです。

プロ漫画家になって、描きたいものを描いて、それで食っていけるのは本当に才能と運に恵まれた一部の人です。

僕も含めて多くの漫画家さんが、編集部さんからいただいた企画に沿って仕事をしています。

この時点で「自分の描きたいこと」を優先するようでは脱落です。いま思えば、僕も若い頃は未熟でした(笑)。

僕がいま、この仕事をやっていく上で心がけているのは
「与えられた条件のもとで最善を尽くす」ことです。
大体の場合は「最善を尽くす」=「より面白いものにする」ですね。


表現者としての道を究めるか、それとも仕事と割り切って何でもこなすか、どちらもプロ漫画家としての有り様だと思います。

『ブラックジャックによろしく』の佐藤秀峰氏はプロとしての道を究めようとして、行き着いた先がアマチュア化することでした。
僕にとっても考えさせられる出来事でしたし、これからプロを目指す方にもよくよく考えていただきたいと思います。


最後に、どんな仕事でもそうですが、プロとしてやっていく上で一番大切なのは
「身体と精神を壊さない」ことです。

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