2011/10/18

航空観閲式2011

10月16日茨城県百里基地で行われた自衛隊航空観閲式に行ってきました。

観閲式は、日頃の訓練の成果をお偉いさんにお披露目するのがその目的なので、基地祭と違って招待された者しか入れません。とあるツテでチケットをいただき、初めて見ることが出来ました。Hさん、本当にありがとう。

F104
我々の世代の憧れF-104のモニュメントがお出迎え


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この先のテントで、手荷物検査が行われます。
見ての通り、残念な曇天です。

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いつもの基地祭では、こんなひな壇に座って見られることなんかあり得ない。ありがたい!
(他人様の顔が映っているのでフィルターかけてます)

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始まりました!
観閲を受ける隊員の入場。

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地上展示航空機の前にずらっと整列する隊員。これでも一部、壮観です。

このあと野田総理が会場に到着したのですが、同時にマイクロバスからわらわらと報道陣が降りて来るわけです。全体がビシッとしている中、その報道陣の部分だけが本当に雑然としていて、思わず「報道が○○のようだ…」とムスカのあのセリフをつぶやいてしまったのですが、前に座っていたおばちゃんが、ぱっと振り向いて「ほんとよねぇ!」と力強く同意してくれた。たぶん、自衛官の家族の人なんでしょうね。いつものマスコミの自衛隊に対する報道のしかたに、家族としてはやりきれない思いがあるのかもしれません。

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観閲する野田総理。訓示はなかなか良かったです。
ああ、菅でなくて良かった!!

総理の訓示の後、いよいよ展示飛行が始まりました。
天候が悪いのはわかっていたので、当日はコンデジしか持っていきませんでした。ですから、飛行中の機体の写真はありません。
実際、天候のせいで多くの飛行がキャンセルされ、ブルーインパルスもフォーメーションを変えてのローパスだけでした。でも、近くで軍用機の飛行が見られるのはいいものです。特にゆったり座って見られるのは。

F1501
F-15の地上滑走。

航空観閲式では、地上滑走が見ものです。なにしろすぐ目の前を通ります。

F401
F-4

今年はF-15が増槽落下事故のせいで飛行中止になったため。F-4がスクランブル発進の実演をしました。F-4の重々しい緊急発進はいいものです。

F201
F-2


式典が終わり、展示している機体を自由に見学できるようになりました。先に書きましたとおりコンデジしか持っていきませんでしたし、世の中きれいな軍用機の写真のブログがたくさんあるので、あまりお見せするような物はありません。

Uh60
救難用空自版ブラックホーク。
洋上迷彩がめちゃめちゃカッコいいんですけど。
見ての通り、今頃になって天候が回復してきました。

Us2
US-1じゃありません。US-2です!
言われんでもですか、すみません。

Apache
陸自からはアパッチ(&コブラ)が参加

F202
F-2のコクピット

格納庫内でF-2とF-15のコクピットが見られるように展示がありました。

F203
なかなかこういう角度で見る機会はない

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F-15コクピット、うーん最後のアナログ戦闘機!

Balkan
20mmバルカン!

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テニスコートに例えられるF-15の翼上面。広い!

最近は、どこの基地祭に行ってもものすごい人出で、こちらも体力的にしんどくなって、基地祭にはほとんど行くことはなくなっていたのですが、今回、こういった機会をいただき、すっかりF-2たんぺろぺろ、F-15たんぺろぺろを堪能してきました。

2011/02/24

厚木基地2011.2.22

おとといの火曜日に、知る人ぞ知る軍用機サイト「MASDF」の管理人ぐりさんと厚木基地に行ってきた。

P3c03
当日はご覧のように雲一つ無い上天気。

ついたばかりでカメラの準備もしていないときに、F/A-18がいきなり着陸。こいつは幸先いいやと喜んだが、そのあと離着陸を繰り返すのはP3Cばかり。

P3c01

P3c02
もちろんP3Cも大好きです

Ep301
これは、P3CではなくEP3(電子情報偵察機)だそうだ

E2c01
合間にE2Cも降りてきた

Seahawk01
シーホークは逆光

結局、半日いてお目当てのF/A-18の離陸が見られたのは1回きり。あきらめて帰り支度をしたら、さきほど飛び立ったF/A-18が降りてくる間の悪さ(笑)。でも、肉眼で見られたからいいや。

Fa1801
タキシング中のF/A-18

Fa1802
このあと、アフターバーナーを輝かせて飛び立っていった。

釣果は今ひとつだったが、ぐりさんに海外のエアショーのことや航空雑誌での執筆のことなど貴重な話しを聞けて楽しい1日だった。

Kouen01
基地南側はすっかり公園が整備されてた。
つぎはヨメさん連れてこようか。

2010/02/02

F-XXについて

さて、昨日の記事で「F-15の後継機の開発/調達をどうすべきか議論すべき」と言うまとめをしましたが、その点についても今回のF-Xではタイフーンを選択した方がいいんじゃないかという話です。

現在、戦闘機の開発は米国やロシアなど超大国を除いて、一国では正直無理です。フランスやスウェーデンは自国開発していますが、やはり性能的にはそこそこです。健闘してますが。

自衛隊の次期主力戦闘機が、F-35になるかさらなる新型機になるか、はたまた無人機になるかまだ全く分かりません。いずれにしても、これまでのF-X選定を見れば、米軍の最新鋭機が最有力候補になるのは間違いありません。

この先、米国はますます自国兵器に対し秘密主義になっていくと思います。海外に売るのは性能劣化版、ライセンス生産どころか改修もさせてもらえないのがあたりまえになります。それでは困るという場合は、やはり他国と共同開発する必要があります。

残念ながら米国はF-2の例を見ても共同開発のパートナーとしては最悪です。確かにF-35では国際共同開発をやっていますが、共同開発とは名ばかりで他国には金だけ出させて、ほぼ米国一国がイニシアチブを取っているのは誰の目にも明らかです。それどころか、共同開発国にすら機体制御ソフトのソースコードを開示しないという傍若無人ぶりです。

もし、戦闘機を共同開発するならば欧州をパートナーにすべきだと思います。もちろん、欧州だって自国の国益が最優先なので、決して甘くないのは分かっていますが、曲がりなりにもこれまで何度かの国際共同開発を実現にこぎ着けています。どれもこれも格好良くないのが難点ですが(笑)。

そんなわけで、今回タイフーンを買っといて、多少心証を良くしておいてついでに欧州機に慣れておきましょう。


確かに米国の作る兵器は最強です。米国は世界で一番戦争が好きなをやっている国です。軍事に関して実戦以上の手引き書はありません。実戦で得た膨大なノウハウをつぎ込んだ米国製の兵器には太刀打ちできません。

それでも、やはり兵器の自国開発にこだわるのは、軍事は政治であり外交だからです。自国の安全保障が他国の思惑で翻弄されている間は、真の独立国とは言えません。


最後に「もしも」の話をもう一つ。
ステルス対ステルスの時代になれば、機体自体の開発より、センサーや、レーダーに映るちっちゃな点が鳥か敵性航空機かを判断するためのソフト面の開発に重点が移るかもしれません。この分野でもし日本がイニシアチブを取れれば、ミリタリーバランスそのものが変わるかもしれません。

2010/02/01

F-22を売ってもらえなくても…

昨日は、現実問題としてF-Xはタイフーンがいいよと書きましたが、今日は「もしも」の話です。

もし、十何年か先、周辺各国でPAK-FAやJ-XXなどの完全なステルス性能を持った第5世代戦闘機が量産され配備されることになったら……

当然、米国や西側各国もそれに備えてさらに新しい戦闘機の開発を進めているわけです。それこそ無人戦闘機の時代が来るかもしれません。レーザー兵器や散弾ミサ…を搭載した戦闘機が登場するかもしれません。

果たして本当にそうでしょうか?冷戦時代ならともかく、今日、ロシアがステルス戦闘機を飛ばしたからと言って、欧米が慌てふためくとは思えません。ステルス技術自体が冷戦の落とし子です。むしろ当面の脅威はテロというのが欧米の認識だと思います。

周辺諸国にステルス戦闘機の配備が始まる頃には、米軍の戦闘機は全てF-35とF-22に置き換わっているはずです。それだけでは対処できないと判断されれば、F-22の発展型、CとかEとかスーパーとかが開発されているでしょう。当然、F-22の質的優位はなくなっているので、量でも対抗することになります。となれば、再びF-22製造ラインが開かれます。機密度も当然下がるので、同盟国への売り込みも始まるかもしれません。日本に買ってくれと頭を下げてくるかもしれません。

状況が大きく変われば、全てが変わります。PAK-FAが一機飛んだくらいで浮き足立たずに、目の前の案件を一つ一つ片付けていくべきです。10年20年先を見据えた議論は並行して進めるべきです。


最強の武器が欲しい気持ちは誰しも同じです。でも最強の武器が最良とは限らないのも事実です。

第2次大戦の最強戦車と言えば独軍のティーガーIIを上げる人は多いと思います。でも、現実に連合軍の戦車を最も多く破壊した独軍の戦闘車両は3号突撃砲です。また、ティーガーを初めとする重戦車を作らずにパンターを量産していたら、もっと陸戦は独軍に有利になったのではないかとも言われます。もちろん、こんなことは全て後知恵です。(この辺は与太話ですので、制空権がどうのというのは無しで)

何が言いたいかというと、必要なときに、必要な場所に、必要なだけの武器を配備することが重要だと言うことです。これも、言うは易しなんですけどね。

だからと言って、もし独軍がパンターを数そろえて戦争が一年長引けば、連合軍側がパンターを凌駕する戦車を戦場に送り出してくるだろうというのも、また戦争の現実ですが……。


第2次大戦の独軍の話をもう一つ。独軍は自軍が開発した磁気吸着式対戦車地雷に怯えて、いずれ敵国も同様の兵器を使うに違いないと、大戦中の一時期全ての戦闘車両に対抗策のツィメリットコーティングを施しました。そしてこれは全て徒労に終わりました。

現時点で最強のステルス戦闘機を装備しているのは同盟国のアメリカ軍であって、当然日本にとって何の脅威になりません。F-22を売ってくれないと言って泣きべそをかく必要はありません。いずれは他国もステルス戦闘機を持つことになるでしょうが、配備はまだまだ先の話です。

F-4の後継機をさっさと決めてしまって、初飛行から40年になるF-15の後継機の開発/調達をどうすべきかに議論を集中するべきだと思います。

2010/01/31

F-Xはタイフーンが一押し!のワケ

前回の記事でもちょっと触れましたが、これまでもF-4の後継機はEF-2000タイフーンがいいと書いてきました。今回はその理由を書いてみます。

F-22の導入が不可能になってしまった現在、F-X候補は、F-35、F-18/E/F、F-15E、EF-2000に絞られました。


この中で、EF-2000を押す理由です。

1)周辺諸外国の主力戦闘機を凌駕している。
以下、あくまでもシミュレーションですが対Su-35のキルレシオです。

F-22   10.1:1
EF-2000  4.5:1
F-15E   1.5:1
Su-35   1.0:1
RAFALE/C 1.0:1
F-15C   0.8:1
F/A-18+  0.4:1
F/A-18C  0.3:1
F-16C   0.3:1
(Wikipedia 第4.5世代戦闘機より)

1番がダメなら、2番を買うという至極単純な理由です。


2)F-4の任務を引き継ぐことができる。
候補機の中で最初から対艦攻撃装備を搭載しているのはF/A-18E/Fだけです。F-15Eは対艦攻撃を想定していません。韓国向けのF-15Kの例を見ても対艦攻撃能力を付加しても時代遅れのものになる可能性があります。F-35に関しては、海軍型のF-35Cには当然対艦装備がされますが、空軍型のF-35Aには装備されない可能性があります。航空自衛隊がF-35を導入するとしたら空軍型と考えられ、F-15E同様新たに対艦攻撃システムを搭載する必要が生じる可能性があります。米国が日本に対しシステムのソースコードを開示する可能性はなく、いずれにしても日本独自の対艦攻撃システムを搭載するのは不可能でしょう。

EF-2000は将来的に対艦攻撃装備を搭載する予定です。ただし、EF-2000は日本独自のローカライズを認めています。つまり、自国開発した対空・対艦ミサイルやシステムを自由に搭載できます。


3)ライセンス生産を認めている。
やはり日本の防衛産業の将来を考えるなら、これにつきるでしょう。


最有力候補の一角のF-35をあえて落としたいのは、すでに一部耐久年数がすぎているF-4の退役時期に到底配備が間に合いそうにないことです。
それと、現時点であまりに性能が未知数であること。蓋を開けたらとんだ凡作だったという可能性への懸念が、まだまだ払拭できません。
F-4、F-15とも日本での独自の改修を重ね、どんどん洗練されて日本の防衛にふさわしい戦闘機に成長しました。しかし、F-35は上記ソースコードの問題も含め日本での改修がほぼ不可能です。

正直、タイフーンが好きかと言えばそれほどでもありません。最初にEF-2000を見たときの印象は「不細工」の一言に尽きます。最近では、まぁ、それなりに格好良く見えてきましたが……。見た目で選ぶのなら、やっぱりJAS39グリペンやラファールを押したいところですね(笑)。

2010/01/30

PAK-FAが初飛行

たまたま初飛行ネタが続きましたが、
ロシア製ステルス戦闘機PAK-FAが初飛行しました。

ロシア新型ステルス戦闘機"PAK FA"初飛行に成功
(週刊オブイェクト 2010年1月29日)

あたりまえですが、まるでパンケーキのようだった極初期コンセプトデザインからは、ずいぶんと様変わりしております。

↓これね
Pakfa01

リンク先の超有名軍事サイトのコメント欄ではすでに、ステルス戦闘機vsステルス戦闘機の架空戦記談義に花が咲いているようですが……

いや、ちょっと待て!ベルクトさんみたいに制式型番もつけられていながら、もうなかったことにされている例もありますので、実用型の初号機が飛んだからと言ってロシアの場合まだまだ油断できないぞ。


この手の話題が出ると、どうしても我が国の自衛隊のF-Xの話が出てくるのですが、主力戦闘機F-15の後継機ではなく退役間近のF-4の後継機の話だと言うことが忘れがちです。これは差し迫った問題なので、F-22の導入が不可能になった以上、他に現在各国で実際に運用されている戦闘機の中から選ぶ必要があります。僕はその中ではタイフーンが最良の選択だと思います。もちろんF-2の増産ができれば一番いいのですが、現状ではその道は閉ざされています。

PAK-FA(パクファと読むのね、勉強になるなぁ)や殲13が仮想敵機になるのは、まだまだずいぶんと先の話です。

2010/01/27

祝!XC-2初飛行!

ついに飛びましたXC-2!

次期輸送機 初飛行に成功
(防衛省技術研究本部ニュース)

XP-1に遅れること1年4ヶ月での初飛行ですが、難産の子ほど大きく育つと言いますから。

かなり綺麗な機体ですね。見るからに新しい時代の輸送機です。随伴/撮影機のT-4の影が白いXC-2の機体に一瞬映るところがいいですねぇ(^^)。
操縦したパイロットのコメントがXP-1の時とほとんど変わらないのがお役所的というか(たぶん同じ人が操縦したのだろうとは思うが)、気のきいたことを言えとは言わないけど、もう少しほかに言うことがあるだろう(^_^;)。

旅客機と同等の速度を出せて、民間航空路を利用できるというコンセプトは斬新だし、C-17みたいなバカでかい輸送機を運用できずに仕方なしにC-130を使い続けている各国にも、このサイズの輸送機の需要はかなりあると思います。海外に売ることができればかなり売れると思うんですけどねぇ……


武器輸出三原則は以下の条件に該当する場合の輸出を禁止しているのであって、武器の輸出そのものは全然禁止していないんですけどね。鳩山さん知ってるのかな?

1)共産圏諸国向けの場合
2)国連決議により武器等の輸出が禁止されている国向けの場合
3)国際紛争の当事国又はそのおそれのある国向けの場合
(武器輸出三原則: Wikipediaより)

2010/01/11

2010降下初め

いきなりブログの更新が停滞しております。年が明けて三が日をだらだらと過ごしたあと、おとといまで仕事をしておりました。

ということで、仕事が一段落した昨日、習志野の第一空挺団の降下初め訓練を見てきました。
降下初めを見に行くのは2007年以来ですが、今回は天候にも恵まれ風もそれほど強くなかったので、覚悟をしていたほどには寒くありませんでした。ケツから地面に体温をどんどん奪われた前回の反省から、エア座布団を持っていったのだがこれは大正解だった。

(画像をクリックすると、少し大きい画像が開きます)
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Kouka03

Kouka04

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演習開始からしばらくして、休憩時間になったH陸士長さんと合流。中の人の解説を受けながら演習を見るという、大変贅沢な経験をさせていただきました(^^)。

そんなわけで、今回は写真はあまりありません。

Kouka06

初降下訓練の見所は、もちろん第一空挺団の落下傘降下と地上に展開しての模擬演習なのだが、ヘリが目の前でものすごい機動をするので(吹き下ろしで巻き上がった土埃を、頭からかぶるくらい)空モノ好き人間にもたまらんです。

2008/09/25

ジョージ・ワシントン艦載機飛来

昨日、本当に久しぶりの爆音であわててベランダに出て空を見上げると懐かしいスパホの姿。厚木方向に消えていったが、高度が思ったより高かったので着陸したかどうかは不明。いずれにしても、しばらくはここの空に慣れるために賑やかに飛び回ると思う。見に行きたくてうずうずしているのだが、残念ながら今は仕事が忙しくて身動きがとれない。ジョージ・ワシントン入港時には横須賀にも見物に行きたかったのに……

2008/06/24

終わっちゃった…

Fa01

DVDファイティングエアクラフトシリーズが唐突に完結した。

ミラージュもMiG-21,MiG-29も無しデスかぁ?
きっと、あまり売れなかったんだろうなぁ。
確かに、特に目新しいところもなかったし、スペックばかりでしたし…(笑)
あたしゃ好きだったけどね。

Fa02
いや、まぁ、まるで計ったように書棚の一角に収まってくれたのは嬉しいが…